包括地域
包括地域

越後川口教会は新潟県中越地方の、小千谷市・長岡市川口(旧北魚沼郡川口町)・長岡市山古志(旧古志郡山古志村)・魚沼市を包括地域に持つ、自然豊かな土地にあります。
2004年10月23日17時56分、旧北魚沼郡川口町を震源とする最大震度7、マグニチュード6.8震源の深さ13キロの直下型地震『新潟県中越地震』が発生しました。
包括地域全てで人的、建物、ライフライン、山崩れ、土砂災害、鉄道、道路被害がでました。
特に、山古志地域では地域全体が孤立してしまった為、全村避難を余儀なくされました。
震源となった川口地域も被害が大きく全ての町民が避難生活となり教会道場も地域の避難所として活用されました。
今もその被害を忘れないよう、包括地域内には4つのメモリアル拠点施設と屋外メモリアルパークが3か所あります。

雄大に流れる信濃川は魚沼市から流れる魚野川と越後川口の地で合流し日本海へと続きます。春は雪解け水が流れ、豊かな水が魚沼産コシヒカリで有名なこの土地の大地を育みます。
川沿いにはやな場といわれる施設もあり、川の涼やかな空気を感じながら自然と触れ合い、実際に魚を獲ったり、鮎やカジカ、鯉、鮭などの魚料理が楽しめます。
また、この信濃川沿いでは、多くの花火大会も行われ、長岡まつり花火大会も有名ですが、新潟三大花火大会のひとつ『片貝まつり』の花火大会は三尺玉発祥の地として有名です。
2日間の花火大会では15000発もの花火が打ち上げられ、「世界一の四尺玉」も両日とも楽しめます。視界いっぱいに打ち上り広がるその花火の音と大輪の花はまさに圧巻です。一生のうち一度は見ていただきたい花火大会です。
素晴らしい花火師さんの多い地域で、年間でも花火大会が多く、どこの花火も素晴らしいクオリティです。

新潟といえば、米・酒・雪とイメージする方が多いと思いますが、その全てがこの土地にはあります。魚沼産コシヒカリ、日本有数の酒蔵である「新潟銘醸」「緑川酒造」「玉川酒造」
豪雪地域のこの地域の豊かな水に育まれ美味しいものはたくさんです。
へぎそばと言われるつなぎに布海苔という海藻を使ったお蕎麦をへぎと言われる器に盛られたお蕎麦は喉越しも良く香り豊かです。
また麵好きの人が多く、ラーメン屋もひしめき合っていますので、お気に入りの一店を探すのも一興です。
米どころならではのご飯のお供や春の雪解けを心待ちにし野山で採れる山菜料理も豊富です。
四季がはっきりしていてまさに自然と共存する地域です。
冬の産業として有名な小千谷縮(おぢやちぢみ)は農民の副業として受け継がれ国の重要無形文化財に指定されました。
春には錦鯉の品評会が行われます。錦鯉とは観賞用に改良された鯉の品種の総称で、小千谷市、山古志地域で養殖が盛んになった背景としては、冬用の非常食用として休耕田に鯉を養殖していた事や山間部ゆえに陰田が多く存在し比較的裕福であった事があげられます。余裕のある農家の趣味として錦鯉の交配が進み質の良い錦鯉の生産につながって行きました。

また山古志・小千谷地域では『牛の角突き』という闘牛の一種も行われ国の重要無形民俗文化財に指定されています。
勢子と呼ばれる人たちが鼻綱を放して牛を組み合わせるのですが、他地域の闘牛とは異なり、明確な勝敗が付く前に引き離す事が原則となっており、理由としては、神事であることと、牛の闘争心を維持するためにこの様に行われるそうです。迫力ある牛の角突きは山古志闘牛場、小千谷闘牛場の会場で5月から11月頃まで毎月1回開催されています。

魚沼市では周囲を大小様々な山に囲まれた盆地で中でも雄大な越後三山や浅草岳、守門岳といった山々が聳え立ち、特別豪雪地帯の指定を受けるほどです。市内には4つのスキー場があり、冬時期の産業と言えます。雪解け時期には破間川ダムで「雪流れ」と言われる自然現象が起き、まるで流氷のような景色が見られます。

春には花と緑と雪の里公園で20万株の芝桜が咲き、まるで一面花の絨毯です。公園のある堀之内地域では花き栽培が盛んでユリの花の露地栽培面積は日本一です。栽培されているユリの花の品種は200種類以上とも言われています。
唱歌『夏の思い出』の歌詞にも出てくる尾瀬区国立公園は湯之谷地域奥只見ダムを経由し行くことができます。
秋には一面に黄金色の稲穂が揺れる水田をながめ収穫の季節となります。